「曲がり角の彼女」最終回2005年夏ドラマ 何を見る?

2005年06月30日

「赤い疑惑」最終回

 幸子(石原さとみ)が相良の子供だと知ったあめくみちこは、幸子を待ち伏せし
「あなたと光夫さんは兄弟なのよ」
「2人が結ばれたらけだものになります。神様がお許しになりませんよ。ただちに別れなさい」

 しかし、血液型の話をするのにあんな大きな本をわざわざ持ってくるとは・・
あめくみちこ、昔は薬師丸ひろこのモノマネとかしていたのに、
このような典型的ないじわるさんをやるとは・・・。

 ショックを受けた幸子は光夫さん(藤原竜也)を呼び出して兄弟であることを確認する。
「僕は大島幸子を世界中で一番愛している。僕の気持ちがわからなければわかるまでなぐってやる。めちゃくちゃになぐられたいのか!」
「だったら、私を抱いて!今すぐ私を愛して!2人が兄弟じゃないっていう
証拠を見せてよ!抱いて!今すぐに!」

 わー、びっくり。
何か子供に「赤ちゃんはどうしてできるの?」と聞かれたような・・・
石原さとみちゃんからこのような台詞を聞くとは・・・

 兄弟であることを確信した幸子は、札幌行きのトラックに目をつけ、その運ちゃんに「私も連れてって下さい」と頼む。

 アンタ、そんなみずしらずのおっちゃんに・・・・
山に捨てられたらどうすんの・・・?



 最初は渋っていた三浦友和、「乗せてくれるまでここを動きません」と言ったら「乗れ!」

 あれ・・・意外とあっさり。
この時代はヒッチハイクにも抵抗がないのでしょうか?
三浦友和様、一瞬だけの出演ですね。もっと重要な役で出て欲しかったわ。

 犬のように幸子の居場所をつきとめた光夫さん。
100メートル先にはダンを抱いて雪の中をあるく幸子の姿が・・・。

 何で歩かせないんだろ・・・
つき合わされてるダンがかわいそうです。
食事はたべさせてもらったのでしょうか。

 山小屋で一息ついた光夫さんと幸子。
「気が狂うほど光夫さんが好きよ。息がつまるほど光夫さんを愛してるわ」
「僕も君が好きだ。モーレツに愛している。二人の愛さえあればいいじゃないか」
「これからどうやって生きていけばいいのよ!」
「わかったよ。死ぬなら僕も一緒だ」

 光夫さん、流されてますね。もっとモーレツに強い意志をもたないと。

 湖に来てダンを切り株につないで入水自殺の準備をする2人。
「私達のぶんまで生きるのよ、ダン・・・」

 ここにつながれたままじゃ、南極探検隊の犬みたいに死が待ってるよー。

 父茂(陣内孝則)も2人を捜しに北海道へやって来ていた。
「さちこーーーー!!」

 相変わらずの目をむいた顔面演技。
この人の表情って二種類ぐらいしかないんじゃ・・・

 「君と僕の結婚式だ後悔しないね」
うなずく幸子。ワン、ワン、ワン!ダンも寒そうです。

こんな真冬の湖に入るなんて、あっという間に心臓マヒだと思いますが・・・

 ダンの鳴き声に誘われて茂が間に合いました。
「待てー!待つんだ!」

 札幌のホテルで何とか落ち着いた幸子。
茂に対して「本当にお父さんなの・・・・」
「ハハハ、確かにそうだな、血のつながりから言えばお前のお父さんじゃない。ただのおじさんだよ。だけどお父さんは幸子のお父さんだ。
俺はバカかもしれんが、そうとしか思えんのだ。
お父さんとしか言えないんだからしかたないじゃないか!」
 「俺はただのおじさんか?!言ってくれ!遠慮なく言ってくれ!
私は覚悟が出来てるんだから!」
「お父さん!」
「本当にお父さんか!?」
「ごめんなさい」

 またしても茂の支離滅裂の力技に根負けした幸子。
ここまでやられたら死ぬ気もうせるでしょう。

 なぜかフォーク集会の片隅にいる光夫さん。
「光夫さん、私生きるわ。生きるってお父さんと約束したの」
「君も生きるなら僕も一緒に生きるよ。」
「私達これからどうなるの・・・?」
「どうなっても一緒だよ」

 うーむ、幸子が死ぬといえば死んで、生きるといえば生きるのかい?
おまけに幸子の疑問には禅問答みたいな応答しかしないし・・・
意外と頼りにならない男です。

 東京に戻った幸子は病状が悪化。骨髄移植しか助かる方法がない。
光夫は「こんな確かな愛の証がありますか」と危険な手術にのぞむ。
手術室で手をつなぐ2人。
「彼らにとってこれは手術ではなく、むしろ結婚だった。
2人は死を乗り越えていっそう深く結びつくのだ」

 宇津井健おじさまのナレーションが重々しく流れます。
きっとこの声を入れる時も真剣だったのでしょうね。

 手術は成功。しかし、脳腫瘍の兆候が現われたら助からないという話を
聞いた幸子は死を意識して、部屋のかたずけや茂の誕生パーティのために
一生懸命働く。晩御飯の買い物に光夫さんと出かける幸子。
「どんなものを作ってくれるの?人参、玉ねぎ、じゃがいも・・・」

 こんな固有名詞を言う時でさえ藤原竜也の情熱が伝わってきます。
何なんでしょう・・・この情熱ボイスは・・・
千人切りといわれている藤原君の底力を見たようです。

 家族で楽しく過ごした次の日海へやって来た茂、幸子、光夫さん。
「出航します。お見送りありがとう。本当にありがとう」
「お父さんの方こそお前にありがとう。お前は誇りであり生きがいなんだ。
いい娘を持った。こんなうれしいことはない。
お父さん、幸子に人間の強さを教えてもらった」抱きしめる茂。
「行っておいで。気をつけてな・・・」ゆっくりと手を離す二人。
「帰ってくるんだぞーーー!!」不安げな茂。

 陣内孝則の演技にも慣れてきたのでしょうか。
普通だと物足りなさを感じるほどに・・・。
しかし、茂、ヨットハーバーにも背広着用とは・・・
妻も何も言わないのでしょうか。

 ヨットで「勿忘草の歌」を口ずさむ幸子。意識がなくなってくる。
「ありがとう、光夫さん。幸せだわ、光夫さんの腕の中で死ねるなんて・・
光夫さん、愛をほんとうに、ありがとう・・・」ガクッ・・・
海を見つめる茂、どこからか「おとーさーーーん」の声が・・・。

 ここで終わりかと思ったら、手術中のライトが・・・。
手術室から出てきて呆然とする茂と光夫さん。
「こんな医者がいるのかい?!自分の娘一人助けることができないなんて!
お父さんを許してくれ〜!!」
泣き崩れる茂。

 幸子が死んだ後の場面、いらなかったんじゃ・・・
入学式で茂が幸子のカルテ持ち出して、「若い力を私に下さい」とかって
泣きながら力説ってのもなあ・・・。
 高橋恵子のその後も出すんなら内藤剛志のその後は・・・?
このキャラはどうでもいいの?
 光夫がアメリカに行くのはいいけどさ。
なーんか余韻をそがれる感じが・・・。
ヨットの上で光夫さんに抱かれて死・・・で終わって良かったんじゃないの?
とか思いますが・・・。

 石原さとみは純真で清潔そうで、言ってる台詞に違和感感じなかったです。
藤原竜也は一回水洗いして陽に干したらいい感じになるかも・・・
何か空気の一杯詰まったぱんぱんのボールが連想されました。
ちょっと空気を抜くといいかも・・・。 
 陣内孝則は・・・当分いいです。
総合得点、10点満点の7点でしょうか・・・・。
 「赤い疑惑」第一夜
 「赤い疑惑」第二夜

 「赤い運命」第一夜
 「赤い運命」最終夜
 「赤い奇跡」第一夜
 「赤い奇跡」第二夜
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matakita821 at 20:41│Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 「赤いシリーズ」 

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1. 速報!『赤い疑惑』最終回(後編)  [ 朝刊フジ ]   2005年06月30日 23:40
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、森田さんと石原良純さんのどっちの天気予報が当たってるの?と言いたくなってしまう、フジでございます(これ、全国的に分かる話題なのかな)。さて、私もブログだけで生活できればいいのですが(笑)、そういうわけにもいかな黒猫のみわ様、そうですよね、昔はもっと真摯に見ていました。真剣に百恵ちゃんのことを心配していたのですが・・・今じゃすっかり・・・
2. 観てしまったよ…「赤い疑惑」。  [ 愛しい全てのものたちへ ]   2005年07月04日 22:25
今更ですが、平成版「赤い疑惑」。…そうです、観てしまったのです。あとで、激しく激しく後悔してしまいました…。全く別物であると思って観なければならなかったのだろうが、いかんせん前作を再放送で観てしまっているだけに(しかも惜しい事に、TV局が煽り過ぎてい.黒猫のみわ様、そうですよね、昔はもっと真摯に見ていました。真剣に百恵ちゃんのことを心配していたのですが・・・今じゃすっかり・・・
3. 赤い疑惑(最終回)  [ えんため日記 ]   2005年07月25日 17:55
どっぷりと子供時代にタイムトラベル{/face_hohoemi/}私は大満足だったんだけどな???リメーク頼りTBSカラ回り「赤いシリーズ」も苦戦 (夕刊フジ) - goo ニュースマスコミからの評価は↑だそうです。ちょっとビックリ。う〜ん。確かに当時の再現に強くこだわって黒猫のみわ様、そうですよね、昔はもっと真摯に見ていました。真剣に百恵ちゃんのことを心配していたのですが・・・今じゃすっかり・・・

この記事へのコメント

1. Posted by フジ   2005年06月30日 23:47
TBありがとうございます。
きこりさんは、色々なところに気の付く方なのですね。記事を読ませて頂きましたが、全編ツッコミだらけ(笑)。
確かに血液型の話で、医学書を持ち出すのは、用意周到すぎますね。でもこのドラマならありえる気がして、気になりませんでした・・・
また、陣内ワールドですが(笑)、私も記事に書いたのですが、あの演技でないと満足していない自分がいるようで、怖いです。
あと、ラストについては私もきこりさんと同意見で、ヨットの上で亡くなって、完(カーン)がよかったと思っています。
またお邪魔します。では。
2. Posted by きこり   2005年07月01日 16:31
フジ様、コメントありがとうございます。
私の場合、純粋にドラマを楽しむと言うより
ツッコむために見ているようなもんです。
 次の「赤」もナレーションは宇津井健おじさま
でしょうか?
気になります。
3. Posted by 黒猫のみわ   2005年07月25日 17:53
こんにちは。
小さい頃観ていた時は、突っ込まなかったんだけどな・・・
自分の成長(?)を確認出来たようで、照れくさいものがありました。(笑)
トラックバックさせていただきました。
よろしくお願いします。
4. Posted by きこり   2005年07月25日 20:47
黒猫のみわ様、
そうですよね、昔はもっと真摯に見ていました。
真剣に百恵ちゃんのことを心配していたのですが・・・
今じゃすっかり・・・

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