「あいのうた」第五回「熟年離婚」第五回

2005年11月11日

「今夜ひとりのベッドで」第四回

 ケンカをした後、友(瀬戸朝香)は家には帰らなかった。携帯電源も切ってあるため連絡がとれない。一人ホテルに泊まった友のもとへ俊介(佐々木蔵之介)が
様子伺いにやってくる。

 ケンカした後は距離をおいてお互いに考える時間をとろうとする。
友はすごく冷静な女性だと思います。俊介の愛情はそっと、つかず離れずに友を優しく見守ることでしょうか。

 今回俊介の口から友のデビュー作の小説の内容が語られました。
「家出が趣味の女の子」そんな題材を選ぶあたりと、明之が友には帰る実家も兄弟もいないと言っていた事から友は思いがけず深いものを抱えているのかもしれません。

 舞子(サエコ)の妊娠のことを知った了(要潤)は、友に相談する。
自分のことを「親父に似てるのかもしれない。勝手で感情の赴くままで」
「自分に自信がないのをお父さんのせいにしないの。あなたはあなたでしょ。
きっといいお父さんになるって!」
「何でアンタの前だと素直になれるんだろう。やっぱりアンタが理想の女性だな」
本気なのかうそなのか・・でも、唯一信用出来るのが友の言葉のようですが・・・
相変わらず2人の関係は謎です。

 明之(本木雅弘)は手紙で梓(奥菜恵)に別れを告げる。
そして、友の職場が終わるころプレゼントを持って迎えに行く。
食事をしながら梓のことを「がんばれって気持ちで抱きしめちゃいました」
「わかった、許そう。私もごめんね、了君のこと」

 本当にかわいい奥さんですね、友は。
いろいろ言いたいこともあるにもかかわらずに明之の言葉を受け入れようとしている。
でも理性的でものわかりよすぎて不思議な面も。
 だから逆に明之は、野生的で本能のままに生きているような梓に惹かれるのかもしれません。

 友の言葉を受けて決心し、舞子に結婚届けと指輪を渡そうとした了は、
実はお腹の子は不倫相手の子で相手が離婚したから、もう了は必要ないと言われてしまう。出て行く舞子を追いかけていくと、どっちかというとしょぼいおじさんが
トラックに舞子を乗せて消えていく。

 いや〜、やっとまっとうな生活をしようと決心してみたらこれですよ。
しかも、中年のおやじに持ってかれてしまうとは・・・
まさに男のプライドズタズタ・・・

「もう会わない」と言った梓に偶然本屋で会って
「本の完成のお祝いをしましょ。これで最後にするから。ちゃんとあなたの口からさよならで終わらせたいの」
結局、デートを約束する明之。

 いや〜、梓、うまいですね。
2人が会わなきゃならない理由をちゃんと作って、最後だからと明之のこころの中の言い訳までちゃんと用意してあげてる。
案の上、約束しちゃってるし・・・

 ヤケになって酔っ払って梓の工房へやってきた了。
なぐさめてもらおうとキスをしようとして、梓にケリを入れられ倒れる。
「ここにはもう了の居場所はありません!」

 おー、きっぱりしてますな〜。
了みたいな男にはそれぐらいしなきゃね。
もっとも梓には、これぐらいでは了は傷つかないってわかっているのかも。

 明之との最後のデートに予約していたレストランをキャンセルさせ、
自分の工房ですきやきを作る梓。びっくりしつつもあわせる明之。

 自分のホームグラウンドに相手を呼び寄せるところに梓のなんかちょっと不純なものを感じますが・・・何か蝶というより蜘蛛のイメージ?

 了がケンカで警察に捕まったと友からの連絡であわただしく梓のもとを出て行く
明之。いちおう「さよなら」と言う明之の背中へ「さよなら・・かな?」にやりとする梓。
 自宅に帰って脱いだジャケットからすきやき臭がして、ピンと来た友。
明之が了を迎えに行っている間に梓の工房へ。
もらったガラスの猫を置いて
「もうしのびこもうとしないでね・・・あの人のこころに」

 すばやい行動ですな〜。でも、これって勘違いだったらヤバイですよね〜
それに、逆に遊びごころだった梓の心に火をつけたりしませんかね。
『あたしを本気にさせたわね〜』とか・・・。
 でも、毅然としていてかといって上からものを言うんでもなくすてきですね。
やっぱり友は「正しい人」・・・なんですね。

 一方、明之に迎えに来てもらった了は警察内では殊勝な態度だったのが、外に出ると本性を現し「気持ちよかった?おもいっきり兄貴づらできて?」
怒り出す明之に「(友の)親指の傷、化膿していないかな〜ちょっと責任感じちゃって・・・」とニヤリ。

 ほら、梓とおんなじことしてる。
人のこころを引っ掻き回すことが愛情表現なんでしょうか?
でも、どんどんおもしろくなってきてるんじゃないでしょうか〜
野生児2人に生活を乱されて終わるのか、それとも何か別のものが生まれるのか・・
楽しみですね〜

このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 【ドラマ雑感】 今夜ひとりのベッドで (第4話) 「妻の大胆な反撃」  [ 気ままなNotes... ]   2005年11月11日 20:17
 けんかをして家を飛び出した友(瀬戸朝香)が朝になっても戻らず、明之(本木雅弘)は途方に暮れる。そのころ玲子(羽田美智子)は、ホテルの喫茶店にいる友と俊介(佐々木蔵之介)を目撃していた。反省した明之は梓(奥菜恵)に手紙で別れを告げる。だが梓は自分たちの作品の完成祝...
2. 俺ランキング 秋ドラキャラ編  [ まっくのまっくり日記 ]   2005年11月12日 00:50
 キャララーン! 今クールのドラマの登場人物の中から、お気に入りのキャラクターをランキングしてみました。  ナイス企画じゃねぇ!? ??十文字梓(奥菜恵)/今夜ひとりのベットで ??片岡亜希(山内菜々)/あいのうた ??店長・野口秀貴(生瀬勝久)/ブラザー☆ビート ??....
3. 【テレビ】今夜一人のベッドで(第4話)  [ まぁ、お茶でも ]   2005年11月12日 03:26
喧嘩をして家を飛び出した友(瀬戸朝香)が朝になっても戻らず、明之(本木雅弘)は途方に暮れる。そのころ玲子(羽田美智子)は、ホテルの喫茶店にいる友と俊介(佐々木蔵之介)を目撃していた
4. 大悪魔降臨!?『今夜ひとりのベッドで』#4  [ 私的空間.com ]   2005年11月12日 14:49
第四話  「妻の大胆な反撃」 人間って、愚かで悲しい生き物なんですね。 イケナイと分かっていても、踏み止まる事が出来ないのだから・・・。 明之(本木雅弘)は朝まで友(瀬戸朝香)を待ったが、友は帰ってこなかった。心配する明之は友の携帯に何度も電話を...
5. TBS「今夜ひとりのベッドで」第4話:妻の大胆な反撃  [ 伊達でございます! ]   2005年11月17日 19:29
今のところは、明之の“ひとり漫才”と梓の色気だけで、何とか見ていられるドラマです。今回は、音楽(BGM)もよかったです。
6. すっごぃアクセス上がったよ!!  [ 上原ココア ]   2006年04月20日 17:45
SpeedBlogランキングってのに登録したらすっごいアクセス上がりまくりだよ!しかもマヂ爆笑できる面白いブログがいっぱぃあって、こんな面白いブログがいっぱぃあるんだぁってなんか不思議な感じだった!!

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
「あいのうた」第五回「熟年離婚」第五回