そーやの訴え「大奥 華の乱」第一回

2005年10月14日

「熟年離婚」第一回

 さて、「熟年離婚」まあまあのスタートではないでしょうか・・。
しかし「熟年」という言葉「平成」と同じぐらい私の中ではしっくりこない言葉です。

 ドラマは豊原幸太郎(渡哲也)の語りで進んでいきます。
定年退職の日、枕元には妻からの「35年間お疲れ様」のメッセージが・・・
「38年間だろう・・」ともうすでにすれ違いが。
妻は結婚してからの年数で35年とカウントしていたのです。

 渡哲也は、いかにも頼りになりそうな上司という感じ。退職の挨拶の後、部下達が
エレベーターの前まで見送るし、元同僚もわざわざ駆けつけるという人物。
 妻の洋子(松坂慶子)は専業主婦で子供三人を育てた、料理上手でいかにもいいお母さんという雰囲気。
 かなりふくよかになられたようですが・・・これは役づくりのため?
いったいいくつの設定なんだ?よくわからん。50代ぐらい?
長女の高島礼子といくつ違うんだろ・・・

 事前に長女に離婚の意志をそれとなく伝えたあったので、子どもたちは集まって相談を。しかし、父親を思いやってのことではなく、みんな自分が父親の相手をしたくないという理由から母親を引きとめようとしているらしい。

 しかも、長女の夫(西村雅彦)は自分の仕事の資金繰りがうまくいかないため、
父親の退職金を狙っている。

 この西村雅彦さんの役・・・妻の両親を心配しているような口ぶりだけど、
実はどうでもよくて退職金だけが心配という設定・・・
あまりにもありがちというかどうでもいい役というか・・西村さん、やはり三谷さんのもとを離れたのは失敗だったんじゃないかしら?

 松坂慶子さん、本当におっとりとした人の良さそうな奥さんだけど
実は怖いこと考えてるよ〜というのがよく出ています。
 こういう一見やさしそ〜な人の方が実は恐いんですよね〜
がまんしてがまんして怒りのそぶりも見せないようにした後で爆発しちゃうから、
相手はいったい何なんだ?ってなるんでしょうねー。

 洋子は長女に夫のことを「嫌いになったの?」聞かれて
「尊敬はしている。でも、ずっと仕事仕事で来たから退職して一緒にいても気詰まりなだけ・・お父さんはね、自分が一番かわいいの」

 そういえば、夫の母も義父が定年退職する日を恐れていました。
今まで義父が仕事に行っている間、気楽にすごしてきたのにこれからずっとお父さんに気をつかって暮らさなきゃならないって・・・。

 やはり、今の50代60代の奥さんって旦那さんにすごーく気をつかって生活してきたんだろうなあ・・・。

 さて、友達にアドバイスされた通り、妻に指輪を買って、二人で海外旅行をするために英会話教室まで2人分申し込んできた幸太郎。
 ところが、カードに何て書いたらいいのかもわからないし、英会話教室なんて洋子は通いたくもないかもしれないのに勝手に決めてきて喜ぶと思っている。
洋子が言っていたように、ひとりよがりというか女性との付き合い方がわからないままずっときちゃったんでしょうねー。
 さらに、司法試験準備中の長男(徳重聡)が子連れの女性と付き合っているらしいと知ると、説明の余地を与えずに恫喝。
「7つも年上じゃないか?!」「だまされているのがわからないのか?!」

 うーん、家族のことも部下と思ってるような典型じゃないですか。
相手のことを知ろうともせず一刀両断・・・これはかなりウザイわ。

 そういえば、長男役の徳重聡さんって・・・21世紀の石原裕次郎ですよね?
石原軍団つながりでしょうか・・・先輩の弁護士役高知にも似てるような気がするし
長瀬智也にも少し似ているような・・・これからの人でしょうか。

 長女は夜にある退職パーティの食事の仕込みの手伝いをしながら、
何とか離婚を思いとどまらせようとアルバムを見せて情に訴えたり、
離婚後の生活の不安を煽ったりしますが洋子の決意は固い。
 へそくり運用でこの日のために貯蓄もしてあり、就職先もきちんと決めてあったのだ。

 うーーん、すごいっすね。
まあ、離婚決めたらまず自分名義の貯金通帳作って、先立つものを貯め込むという
のが常識らしいですが、ちゃくちゃくと準備を進めていたんですね〜

 さて、楽しい退職記念パーティが家族で始まるのですが、
長男の帰宅をきっかけに幸太郎の詰問が始まり、
「お前の教育が悪いからだ!」と洋子を責めたところから修羅場に。
「一人で人生をやり直したいんです。離婚させて欲しいんです」
「俺がお前に何をした?!」
「もう、疲れました。この先は自由に生きて行きたいんです」
「俺は感謝されるんだと思っていたよ」
「私だって感謝の言葉が欲しかった。でもあなたは一度だってそんなこと言ってくれなかった」耐え切れず泣き出す洋子。
 テーブルの上をぐちゃぐちゃにしてしまう幸太郎。あ〜あ〜

 何か見ているとかなり悲しい気持ちになるドラマですが、
この石頭おやじがどういうふうに変っていくのか、
洋子が自由になって何を得るのか・・・ちょい気になりますんで来週も見ますよ。

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matakita821 at 16:03│Comments(4)TrackBack(6)「熟年離婚」 

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この記事へのコメント

1. Posted by mari   2005年10月14日 22:04
TBをありがとうございました。
何故、渡哲也が、いまころ連ドラ?と不思議でした。
雰囲気は出ていますが、まだ判りません。
2. Posted by きこり   2005年10月15日 06:32
mariさん、
ほんと渡哲也が蓮ドラ出演なんてめずらしいですよね。
「西部警察」を作るための資金作り?
松坂慶子さん、ちょっとおっとりしすぎていらいらしましたが、次回の展開が楽しみです。
3. Posted by じゃすみん   2005年10月19日 13:34
こんにちわ。

豪華料理、もったいなかったですよね・・・思わず、鯛なんか皮とったらまだ食べられると真剣に考えてしまいました(^^;;;)

そして、ひっくりがえしてしまった自分に、お父さんが一番驚いている様子だったのがまた哀しくて。
あの後、同じ部屋に寝ることになるじゃないですか夫婦って。次の日も一緒に過ごすんですよね。

その辺をどう描くのか、来週が楽しみです。
4. Posted by きこり   2005年10月19日 14:43
じゃすみんさん、
そうですよねー、同じ家にいて心が離れ離れというか
別れる気まんまんの人と暮らしてるって、キツイですよね。
家庭内別居でしょうか・・・。
奥さん、のほほんとしながらちゃくちゃくと計画進めていくみたいだし・・・結局似たもの夫婦なんじゃ・・・という気も。どちらにしろ楽しみです。

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